初めてのOSSコミットはhomebrew-caskがいい感じ
BrewfileでHomebrewパッケージを管理するにも書いたが,homebrew-caskというのは,本家Homebrewではインストールできない,Google ChromeやVagrantといったdmg配布のアプリをBrewでインストール可能にするサイドプロジェクト.
先日koboのデスクトップアプリで本を読めるようになったが,まだhomebrew-caskではインストールできない状態だった.ということで,homebrew-cask,厳密にはhomebrew-caskで管理されるアプリの派生バージョンを管理しているhomebrew-cask-versionsに新しいCaskの追加のPull requestを送ってマージされた.この時,homebrew-caskは初めてのOSSコミットの経験にとても良いと感じた.
理由は以下の2点.
- Contributeの仕方がとても丁寧にまとめてあること(CONTRIBUTING.md)
- Caskの追加はとても単純であること
1つ目は読めばわかるけど,cloneからpull requestまでこうしてくださいってのがとても丁寧に書いてある.コミットメッセージはこう書くべきだというアドバイスまである.2つ目の理由として,新しいCask(追加したいアプリのインストール元のURLやバージョンなどを記載する,Chefのレシピのようなもの)の追加は,rubyの単純なDSLを書くだけでいい.今回だとこんな感じ.しかも個々のCaskは独立しているので,conflictしたらどうしようとか,余計なことを考える必要がない.
これらの理由から,gitとGithubを使ったOSSコミットの一通りのフロー,cloneから,commitして,pullして最新版に追従して,squashして,適切なコミットメッセージ書いて,pushして,pull requestして,issueでやりとりして(今回だとこんな感じ),mergeされるまで,を経験するのにhomebrew-caskはとてもおすすめ.
自分が使ってるアプリでまだCaskに登録されてなければ,是非一度経験してみるといいと思う.
ちなみに,こんなことをtwitterでつぶやいていたらhomebrew-caskの作者にも同意された.
参考