サンフランシスコでたくさんコーヒー飲んだ

Google I/O 2015のためにサンフランシスコを訪れた.サンフランシスコといえば対岸のオークランドにサードウェーブの代表格となったBlue Bottle Coffeeの焙煎所があり,サードウェーブコーヒーの流れを受けた様々な有名ロースターが存在している.コーヒー狂としてはロースター巡りをせずにはいられず滞在中は時間があればロースターに行っていた.以下は行ったところまとめ.

Four Barrel Coffee.Valencia St.にある.Drip Coffee(Pour-over)のために別途スタンドが準備されていて店員が豆の説明をしながら丁寧にドリップをしてくれる.COLOMBIAのla CABANA農場のものを飲んだがこれが圧倒的に美味かった(今回一番美味しかったと思う).衝撃を受けた.ここは“Four Barrel, San Francisco Coffee Shop, Bans Instagram Photos, ‘Hipster Topics’”が有名で,厳しい感じなのかなと思ったが,今はこの張り紙は見当たらなかった.店内はエイジングされた木材と鉄のインテリアを基調とした男臭い感じでかっこ良かった.

Ritual Coffee.これもValencia St.にある(Mission Dolores Parkの近く).赤色のロゴマークが特徴.ここでは“Sweet Tooth Espresso”を飲んだ.Sweet toothという豆は農園に対して金銭的/知的投資をし長年かけて丁寧に作られたことで有名.これも衝撃的だった.最初に少し強目の酸味を感じるが後味はすっきりしていて体験したことのない味だった(玄人向けらしい…).店内も白を基調としていても良い雰囲気だった(Flickrの社員とかが昔ミーティングをここでやっていたとか)

Sightglass Coffee.SOMA地区にある(夕方になるとちょっと怖い).SquareのJack Dorseyが投資していることで有名.ここは2回訪れてそれぞれDripとAffogato(Espresso+Ice cream)を飲んだ.Affogatoは初めて飲んだがSingle Origin豆の独特の酸味と苦味+アイスの甘さ(アイスは試食して好きなの選べる)を合わせて不思議な味がした.Sightglassは2階まで席があり,自然光を取り込んだ店内はいい感じに明るくて過ごしやすい.PCを開いて作業をしているひとや最近作ったアプリについてアツく議論している人などがいて良い雰囲気だった.ここで書くGo言語は最高だった.通いたい.

Beacon Coffee & Pantry.Fisherman’s wharfの帰りに偶然発見した.Washington Square付近にある.Sightglassの豆を使っている.丁寧にDripをしてくれてとても美味しかった.自分も家で使っている青芳製作所のヤカンを使ってドリップをしていた(他の店でも日本製のドリッパーなどをたくさん見かけた.特にHARIO).ふらっと歩いていても美味いコーヒー屋にぶつかるなんて最高だなと思った.Take outしてWashington Squareで謎の遊戯にいそしむ若者たちを眺めつつ飲んだ.

Blue Bottle Coffee.Mint Plaza.サードウェーブの代表格として有名.Tech系の企業からもたくさん投資を受けている(cf. ブルーボトルの夢:「コーヒー界のアップル」はいかに4,500万ドルを調達したか« WIRED.jp).最近東京にも進出したので特に行く必要ないと思ってたけど,東京とは違った雰囲気があるかなと思い行ってみた.Dripを頼んだが,店内ではSiphonを多く見かけた.元々なのか今はそちらを推しているのか.何れにせよ次行くときはSiphonを試したい.店内は洗練されていて素敵だった.

Coffee Bar.Bryant St.にある(Four Barrelの近く).Mr. Espressoのプロデュースとして有名.時間がなくて店内で飲むことはできなかったがいくつか豆を購入した.後日スペイン料理を食べに行ったときにちょうど食後の飲み物としてMr. Espressoの豆を使ったEspressoが提供されていて飲むことができた.こんなに飲みやすいEspressoは初めてだ!と思うくらいすっきりした味わいで美味しかった.

他にもHaus Coffeecentoにも行った.

行きたくていけなかったのはWrecking Ball CoffeeとかEquator CoffeeとかCafe 3016とか.次回来るときは絶対挑戦したい.

日本

日本にもサードウェーブに影響を受けたロースターがいくつかある.以下で軽くまとめた.

参考

サードウェーブのコーヒー文化は茶太郎豆央さんの一連の書籍から学んだ(1冊目はkindleで出版されていてさらっと読めるので興味のあるひとは是非).

以下の書籍はコーヒーの味について科学的な視点から知れて良い.自分でコーヒー入れるひとは読んでみてもいいかもしれない(例えば酸味成分と苦味成分がどのように抽出されるのか,それはなぜかを知れたりする).